2009年3月4日 学習・研鑽

超長期優良200年住宅

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長期優良200年住宅の超先導的モデル事業の見学会があり、参加してきました。長期優良200年住宅とは、国の施策で行われている事業で、クラッシュアンドビルドの日本の住宅のあり方を見直し、長きに渡って住み続けることの出来るストック型の住宅を建設しようとするものです。現在は、先導的な普及啓発に寄与するモデル事業を行っている段階で、国土交通省が公募し採択された事業についてのみ進められています。長期優良住宅の基準としてはまだきちんと定められてた訳ではありませんが、構造体を4.5寸以上にする、腐りにくい樹種とする、基礎のコンクリート強度を高める、床下の寸法を高くする、設備の更新をしやすいものとする、竣工後のメンテナンス計画を行うなどなどの基準があります。通常の住宅に比べて300万円から500万円位の工事費の増が必要となるようですが、国から最大200万円の補助がでます。

本日見学してみた感想は、「柱の太さ以外は、今までやってきた住宅と同じだな」です。柱を4.5寸にすると、通常のモジュールである3尺(約91cm)の柱芯では、廊下幅は730mmになってしまい、かなり狭いです。柱の太さが105mmと150mmでは、有効面積に大きく差が出てくるので、建坪が小さな住宅では大変不向きです。(長期優良住宅の基準では最低床面積が定められています) その他は特に問題となりそうな部分は無かったので、安心しました。



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