2009年9月21日 不具合・問題・調整
バルコニー解体
二俣川の家のバルコニーが腐ってしまっていたので解体を行いました。
床デッキはイペを使用しているので、まったく問題ないのですが、米松の梁と桧の柱が部分的に腐朽してしまっています。バルコニーデッキで鉢植えを置いていて、この土がこぼれ、床デッキ自体に土が盛られてしまっていたために、アリが巣を作ってしまっていました。イペなどの南洋材の材料を使う以外は、木製のデッキは通気を確保して、定期的に塗装を行うなどのメンテナンスが必要です。
米松の梁はボロボロでした。
ホゾを抜くとアリさんが一杯です。
桧材での作り直しを予定していましたが、立地上風通しが悪く、今後もバルコニーでの鉢植えをしたいとのことなので、アルミ製のデッキへの変更を検討することになりました。
世間一般的に木製のデッキはたくさんあります。十年以上ほったらかしでも大丈夫なところもありますが、温暖化の影響なのかここのところ、このようにデッキが腐る事例が多くなりました。今後は、外部デッキを施工する際は、以下としたいと思います。
1)出来るだけイペなどの南洋材とする(材料費が高い)
2)どうしても南洋材以外とする場合は、台湾桧とする(材料費がちょっと高い)
3)台湾桧でも高い場合は、ヒノキ材とし、施工前に防腐性のある塗装をする(杉、松系は使用しない)
4)ホゾ加工をせず、ステンレス金物で固定する
5)木材と木材が取り合う部分はゴムパッキンを挟むなど水が溜まりにくい構造とする
6)竣工後3年以内に再塗装をお願いする
7)デッキ上には通気の妨げとなるものは置かないようにする
8)定期的に検査を行っていただく
他の記事をみる