2010年1月21日 学習・研鑽
現場監督鍛錬塾
スタッフの藤田さんがSAREXの現場監督鍛錬塾に入塾し、現場監督として必要な知識を勉強しています。2泊3日で国立オリンピック記念青少年総合センターに泊り込んでの講義です。この講義が3回あり、合計9日間缶詰になります。2回目の講義が行われており、以前より講義を受けたいと思っていた山辺さんの構造の講義があったので、オブザーバー参加で拝聴してきました。
今回は地盤と基礎についての講義です。以前木構造の講義を受けたことがあったので、「地盤と基礎」についても是非とも受けたいと思っていました。講義の内容はかなり高度な内容です。ちゃんと構造力学を学んでいないとついていけないです。短時間で広範囲の内容なので、講義のスピードも速く、大学の講義を思い出しながら、必死に演習課題をやってみました。受講生の皆様はかなり辛そうです。
今まで建築基準法の仕様規定に沿って構造は決めてきましたが、今回講義を受けてみて、これまでの認識が甘かったことが分かりました。仕様規定は最低限の仕様ということでなく、厳しいところもあれば甘いところがあるということ。こだわった家造りをしていくには、仕様規定通りではなく、その理由を把握し、独自に仕様を決めていく必要性を感じました。しばらく山辺さんの「追っかけ」をして、さらに知識を深めて行こうと思います。
山辺さんの講義に引き続いて、岡庭建設の池田さんから「山辺構造論の肝」をお伺いいたしました。池田さんも過去に山辺さんの「追っかけ」をして知識を深めたそうです。
翌日も興味のある講義があったので、近くのビジネスホテルに一泊して来ました。オリンピック青少年センターから歩いて10分くらいの京王プレッソイン新宿です。一泊5900円で朝食付きで狭いですが、なかなか快適です。
翌日は、ARU田口設計工房の田口さんから「プレカット図面のチェック」について、講義がありました。
受講生の各社のプレカット図をそれぞれ確認しあっています。仕様規定通りに進めている会社と独自の仕様に踏み込んでいる会社と分かれていました。
最後に山田建設の山田社長から「現場監督の落とし穴」というお話を伺いました。受講生に混じって座っている私を見て、「関尾君、なんでこんなとこ居るの?やりにくいな~」とのことでしたが、山田社長のこれまでの体験を踏まえたお話は、大変ためになる内容でした。
今回2日間だけの受講でしたが、本当にためになる講義でした。家造りは深いです。日々精進していないとすぐに置いて行かれてしまいます。他とは違うプラスアルファを持ち続けていくために、これからも切磋琢磨して行きたいと思います。
他の記事をみる