2010年10月3日 つぶやき(家づくり以外のこと)

ミッフィー

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昨日、ミッフィー展に行ってきました。
以前に、デザインのお仕事をされているお客様から、「デザイン的な観点から見て面白い内容だよ」とお話を伺っておりました。銀座の松屋で行われていた展示でしたが、あいにく都合がつかなくて見に行くことが出来なかったのですが、巡回で横浜のそごうで開催されていたので、娘を連れて昨日行ってきました。

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絵本の挿絵ではありますが、ミッフィーのデザインは奥が深いのです。ミッフィーの顔は、目の点二つと口の×一つで構成されていますが、この簡単な点と×は適当に描いているのでなく、この点と×で、ミッフィーの表情や心情を表現しているのでした。膨大なスケッチを見てみると、その検討した過程が読み取れます。微妙な点の位置などの違いで確かに表情が違っています。「たれみみ」のうさぎのキャラクターが出てくる絵本があるのですが、この「たれみみ」の垂れ具合が自然に見えるデザインとするために、その過程でスタディしたスケッチの厚みが10cmにもなったとのことです。ミッフィーの可愛らしいデザインは、実はシンプルデザインの究極の表現方法であったことを知ることが出来ました。これは建築デザインにも通じることだと思います。ミニマルデザインが今も流行っていますが、ただシンプルにするだけでなく、私もミッフィーの生みの親のブルーナさんのように「その本質」を大事にデザインして行きたいと思います。



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