2010年10月9日 不具合・問題・調整
格好いい納まり
七里ガ浜のお客様のリフォーム工事を行っています。大工の秀さんから「軒天を剥がしたら下地の具合がよろしくないので見に来て欲しい」との連絡があったので、雨の中、急遽バイクを走らせ湘南ツーリングです。
玄関庇の軒裏の天井を剥がしてみると、軒先から雨水が廻っているようで、下地が腐っています。
残念ながら広小舞はボロボロです。
軒先はアルミのアングルを用いたシャープでスッキリした納まりをしています。しかしシャープさを出すために、止水をコーキングに頼っている部分があり、このコーキングが劣化したことによって、下地に雨水が廻ってしまったようです。お施主さん本人の設計物件なので、お施主さんは、「いやー若い頃に無茶したディテールだからな~。仕方ないな~。」とおお話されています。今回のリフォームで、きちんと物理的に雨水が処理できるように改良することになりました。格好いいディテールと機能の両立はなかなか難しいことが分かります。機能をないがしろにしないで、格好いいディテールを追求して行きたいと思います。
他の記事をみる