Forward to 1985　大集合

本日は「Forward to 1985」の全国大会が名古屋で開催されました。開催前に岡庭建設の池田隊長が名古屋で話題のコスモホームさんのモデルハウスを見学するとの話を耳にしたので、同行させて頂きました。コスモホームさんは、家造りだけでなく、雑貨屋、家具屋、カフェなどを併設した事務所とモデルハウスがあります。

「モイスの家」のモデルハウスです。昨年、拝見した鹿児島のシンケンの迫社長のデザインのコンセプト住宅です。こんな近くで見られるなんて、、、、感激です。

コスモホームさんにて、「そよ風」のセミナーがありました。今までも設置の検討はしてきたのですが、未だに実際に設置の実現がない「次世代ソーラーシステム＜そよ風＞」について、詳しい説明がありました。今後ゼロエミッション住宅が求められている中で、大事な役割を担う装置です。しっかり勉強させて頂きました。

引き続き、コスモホームの鈴木社長から「そよ風」を設置した住宅についての講義がありました。ハイセンスで高機能な住宅を造られているコスモホームさんの設計と営業の手法についてのお話です。「いい設計と間違いのない施工をすればそれでよい」と考えていた私の甘さを再認識させて頂きました。

午後からは場所を移して、「Forward to 1985」の大集会がいよいよ開催されました。

５００人定員のホールは超満員。予約も途中で打ち切りとなり、立ち見も居る大盛況です。「Forward to 1985」とは、私も参加しているパッシブメソッド研究会の講師である野池政宏さんが提唱している運動で、「現在の１／２のエネルギー消費の時代であった1985年にエネルギー消費量を抑えていこう」という運動です。具体的には、

1.最終的に目指すのは、豊かで、人間的な、究極の省エネルギー社会をつくること

2.そのアプローチとして、まずは１９８５年当時のようなエネルギー消費のあり方を目指す

3.その目標達成のために、家庭部門がその先頭に立ち、年間のエネルギー消費量と電力消費量が１／２になることを目指す

4.その目標達成のために、すべての家庭において、年間のエネルギー消費量と電力消費量が１／２になるように取り組む

というものです。

詳しくは下記をご覧下さい。

http://to1985.net/1985panf1106.pdf

野池さんから活動の概要の説明の後、エコ業界で活躍している著名人の方々をパネリストとしてお迎えしたパネルディスカッションが開催されました。皆が同じ方向を向いている専門家の方々の討議は熱く盛り上がりました。今回の会場に来ている参加者の多くは住宅建設の関係する人が多く、ほとんどが男性でしたが、今後は女性を巻き込んでの全国的な運動に発展していくことが期待されました。

各界の著名人からの応援メッセージが読み上げられていきます。

大会の最後に「大会宣言」が読み上げられました。参加者の代表として、エコワークスの小山社長が宣言を読み上げられました。世の中で「エコ」という言葉がまだまだ馴染まない時代から、地道に活動を続けられてきた小山さんの読む宣言は会場に感動を与えてくれました。ちょっとウルウルしてしまうものでした。

以上、内容の濃い一日でした。業界的にはびっくりするほど大きな大会ではありましたが、実際に家庭の消費エネルギーを１／２にしていくには、もっともっとこの活動を広め、また賛同する人たちを増やしていく必要があります。私も「出来ること」から一つずつ進めていきます。野池さんが「数年後には武道館、または東京ドームでの大会を実現させたい」とおっしゃっていましたが、ここに集まった参加者の誰もが近い将来に実現できるものと思ったと思います。