2011年11月27日 あすなろ建築工房の日常

見積作業

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日曜日ですが、仕事が溜まっているので今日はお仕事です。新築物件の見積作業を行っています。今回は基本設計段階での見積なので、不明な部分は想定となりますが、実施設計と同じレベルで積み上げで見積もりをしています。

 

見積にかかる手間って、実はとてもかかるんです。「見積もり無料」っなんて広告があったりしますが、実際一軒の家の見積もりを積み上げて行う場合には、かなりの経費がかかっているんです。規格住宅であれば㎡数や坪数の掛け算で簡単にできてしまいますが、我々が行っている注文住宅は、その都度仕様や造り方が違うので、下請けの業者からも見積もりを得る必要もあり、期間としては2週間必要です。数量を拾って、入力して、精査して、、、と担当者はまるまる1週間近くは拘束されることになります。経費を考えると、一軒当たり30万円位は見積作業に経費がかかっている計算になります。

 

この見積にかかる経費って、どこに計上されているかと言うと、当然住宅の単価に載せられることになります。よって、あすなろ建築工房は相見積は原則お断りするようにしています。なぜかと言うと、見積作業をしてその仕事が受注できなかった場合には、その作業に要した経費が他のお客様の経費に見えない部分で上乗せされてしまうことになるからです。常にベストプライスの見積をお出しするよう心がけています。



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