葉山のお客様

本日は葉山のお客様からご連絡頂き、お打合せにお伺いいたしました。マンションの窓からはオーシャンビューのとてもきれいな景色です。「ここが日本なのか？」と錯覚するほどきれいな景色です。設計者の設計意図が見事に表れています。現場で高さを確認しながら、切り取る景色を検討したことと推測されます。

帰り道に同じ葉山にお住まいの昔からのお客様のところに立ち寄らせて頂きました。大変お世話になっていたご主人様が数ヶ月前に他界されたの連絡をいただいておりました。ご葬儀は家族葬だったということで、お線香を上げさせていただこうとご連絡したところ、「関尾さん、家に来ても仏壇ないわよ。葉山の海が好きだった主人だったので骨は全部海に撒いちゃった。葉山の海に来たら海に向かって手を合わせてくれたらそれでいいから！」ってお元気なお声を聞いておりました。本日、奥様にお時間頂いて、御主人の闘病生活と思い残すことなく満喫したであろう余生のお話をお伺いしました。とても幸せな最期であったようです。葉山を愛し、この家を愛したご主人様の葬儀は、富士山と江ノ島を眺めることが出来るこの家で行われたそうです。御近所の方も沿道に参列されて出棺を見送って下さったそうです。御冥福をお祈りいたします。