2016年6月1日 学習・研鑽
住宅設計の原点
八木先生ご夫妻のお計らいで、清家清先生の「私の家」と八木幸二先生の「プラタナスの家」をスタッフと共に拝見してきました。まずは「プラタナスの家」。
繊細な螺旋階段。建築基準方法は「彫刻」だそうです。(^_^;)
浮いた階段にベンチとも言える手摺。階段には手摺なし。挑戦しまくりのディテールばかりです。現在は、ピアノ教室のため子供達がくるので、簡易の手摺が設置されています。
2階のトイレは階段室に!しかも扉がない!家族も慣れてしまえば、それほど気にならない(工夫して生活する)そうです。
ダイニングもいろいろと挑戦がありました。
展示されていた清家先生の特集の雑誌の裏表紙。今のLIXILの前のINAXのさらに前の「伊奈製陶」時代の広告。
「プラタナスの家」から徒歩3分の清家先生の「私の家」「続・私の家」など作品群に到着。住宅設計の原点とも言える住宅です。
「私の家」の上部に設置されたコンテナは、ツタで覆われていました。
裏に回ると、見覚えのある貨車が!
そう、タモリ倶楽部にも登場した貨車です。清家先生がここでうれしそうに敬礼していた写真をよく覚えています。この貨車も来年には撤去されてしまうとのこと。残念です。
そとから見てもワクワク感が半端なく伝わってきます。家ってこんなワクワクを感じさせるものでありたいです。
表札は、コンクリートに埋め込まれたもの。家づくりを楽しんでいることが分かります。
東京芸大の野口研究室の学生さんの採寸授業に便乗させていただいての見学です。
小さくても、狭くない家。家族が家族らしく生活できる空間。モノの見せ方。家具のあり方などなど、住宅設計の原点を再確認させていただくことが出来ました。いろいろ勉強になりました。こんなワクワクを感じさせる家をしっかり造っていけるようにこれからも精進していきたいと思います。
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