2016年9月2日 学習・研鑽
横浜でちょうど良い温熱環境とは
新木造技術研究協議会(新住協)の総会に出席のため札幌に出張してきました。「横浜でちょうど良い温熱環境」を探るため、北海道では当たり前の高気密高断熱の高品質な家づくりをこの目でしっかりと学んでくることが目的です。飛行機からはスカイツリーと富士山の共演を見ることが出来ました。
新住協会員の工務店さんの住宅や現場をいくつか見せて頂きました。
窓は木製サッシが主流です。壁の断熱材の厚さが分厚いので、窓の彫が深くなります。窓周りの工夫も勉強になります。
躯体に設けられたポスト受け。
ここもしっかりパッキンが入って断熱されています。
トップターン方式の窓。大きく開口が設けられていいですね。使ってみたい!
工事中の現場も見せて頂きました。
壁断熱300mm、屋根400mmと、横浜では考えもつかない断熱材です。もちろん横浜のような温暖地ではかなりのオーバースペックとなります。
会員工務店さんのモデルハウスを拝見。
こちらも窓周りは掘りが深い。
高品質高性能でインテリアのデザインも素晴らしいものでした。
壁の断熱仕様を説明する実物大断面模型。
見学会の後は、総会に出席。
代表の鎌田先生から断熱工法についての講義を頂きました。
あの分厚い断熱材を施工する方法について詳しく説明頂きました。
会場には、その実例も展示。勉強になります。
床断熱は発泡系ボード状断熱材を使用することが多いですが、グラスウール断熱材で施工する方法についてもご紹介がありました。
今、流行の床下エアコンのあり方と補助設備についての紹介。
会場には、高気密高断熱住宅には欠かせない設備や材料の展示がたくさん!さすが新住協です。
ここで得た情報を横浜に持ち帰り、横浜という地域で最適な仕様を模索していきたいと思います。
他の記事をみる