2017年10月2日 外構・植栽
雑草とのお付き合いと外構計画
家を持つということは、小さいとはいえ、庭(外構)がかならず付いてきます。建売住宅などでは、敷地をすべてコンクリートで覆ってしまうこともよく見受けられますが、私たちの家づくりの場合は、極力コンクリートで覆うことを避けて計画します。ポーチには大谷石や枕木を配置し、樹木の傍にはグランドカバーでアレンジしています。(写真は六ッ川の家の例)
コンクリートで覆うのではないので、表面に土があればどうしてもそこには雑草が生えてきます。私が外構計画する際は「雑草をある程度許容する」外構植栽計画としています。写真は六ッ川の家の例ですが、いろいろな下草を植えることで一つの雑草で埋め尽くされること無く、「なんとなくいい感じ」の状態にしています。自分が気に入らない雑草だけ抜いて、そうでない雑草はそのままにしています。
最近、お客様から教えていただいた雑草のことを詳しく書いている本をご紹介頂きました。これまでは「うまく付き合ってくださいね」と話をしていましたが、この本を読んで、具体的な付き合い方をお話しすることが出来そうです。
「昔の人は雑草との上手な付き合い方を知っていた。雑草との付き合い方が分かれば庭はもっと楽しい場所になる」
「その土がそのときに必要としている植物が生えてくる」
「どんな雑草でも5cmで刈り込むと5cm以上の雑草は生えてこなくなる」
「土壌の汚染を雑草が浄化してくれている」
など、興味深いお話がいろいろありました。
事務所の本棚にも置いてあるので、お庭の管理で悩まれている方は、是非読んでみて下さい。
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