2017年12月2日 材料・仕上・工法・設備

床下エアコンの吹き出し風速測定

 

先日の新住協の東京支部勉強会で鎌田先生から「床下エアコンの吹き出し口の風速は測定したのか?」の質問を受けました。ティッシュで風が出ていることを確認した程度で、しっかりと数値で測定はしていなかったので、本日改めて風速計を用いて計測してみました。

 

 

〇数字のところを計測しています。

まずは床下エアコン部分に塞ぎ板をしていない(気密をとっていない)状態での計測。

 

 

 

①エアコン正面の南側の大開口窓下

0.9m/sでした。

 

 

 

②正面から少しずれたキッチンの勝手口窓下

同じく0.9m/sです。

 

 

 

③西側のパントリー

同じく0.9m/sです。

 

 

 

④東側の洗面所

0.7m/sまで下がっています。

 

 

次にセオリー通りに、床下エアコン部分に塞ぎ板をした状態での計測。

 

 

 

①エアコン正面の南側の大開口窓下

1.1m/sに上がっています。

 

 

 

②正面から少しずれたキッチンの勝手口窓下

1.2m/sまで上がっています。

 

 

 

③西側のパントリー

南側の大開口窓下と同じ1.1m/sありました。

 

 

 

④東側の洗面所

南側の大開口窓下と同じ1.1m/sありました。

 

以上のように、エアコンの周囲を塞ぐことで、床下空間を正圧にすることが出来、建物全体に温風を送ることが出来ることが確認できました。エアコン周りのディテールが床下エアコンを導入する際の肝であることが分かりますね。

 

 



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