2018年4月19日 学習・研鑽

新住協(新木造住宅技術研究協議会)勉強会

 

あすなろ建築工房も所属する「新住協(新木造住宅技術研究協議会)」の勉強会がありスタッフとともに参加してきました。新宿に新しく出来た「LIXIL快適暮らし体験 住まいStudio」が会場です。住宅の断熱性能の違いによる家の暖かさが体験できる施設です。品川にあるYKKapの施設に対抗する形で昨年の秋にオープンしました。まずは「住まいStudio」体験から。「昔の家」「現在の家」「これからの家」の3つの断熱性能の違う部屋で真冬の室内の状況を体感できるものです。

 

 

「昔の家」の室内。調度品も昭和50年代に合わせたものになっています。

 

 

室内をサーモグラフィーカメラで撮影した様子。エアコンの設定温度は20度ですが、床面や窓面の表面温度が10ど近くまで下がってしまっています。体感温度は22度あるけど、底冷えする感じがします。

 

 

扉一枚隣に、廊下やトイレ空間を想定した空調をしていない部屋があります。室温も10度以下となっており、さすがに寒いです。ヒートショックの原因となる空間でもあります。

 

 

外から見た様子。窓から熱が大量に逃げてしまっています。アルミサッシ+シングルガラスでは仕方のないものです。

 

 

時間が無いので「現在の家」は飛ばして、「これからの家」を体感。HEAT20でのG2基準の家です。あすなろ建築工房の造る家とほぼ同じ基準です。

 

 

部屋全体に温度ムラが無く、体感温度も24度以上あり快適な空間です。

 

 

外から見た様子。先ほどの「昔の家」と比べると格段に熱の逃げが少ないです。窓の性能アップはこれからの住宅では必須です。

 

 

YKKapの施設と違うのは、夏も体感できる場所があることです。日射遮蔽の重要性も体感できます。あすなろ建築工房で採用する日射遮蔽タープもここで試してみたい!

 

 

「住まいStudio」での体感の後は、勉強会が開催されました。本日はhan環境・建築設計事務所さんからの事例発表がありました。床下エアコン、天井内エアコン、全熱交換器、空気清浄器などなど、いろいろと試された住宅の事例をご紹介頂きました。メンテナンス方法などの検討された内容は大変勉強になりました。

 

 

続いて鎌田先生から講義を頂きました。新住協としてのプロトタイプモデルをご検討されているとのこと。東京支部でまとめて欲しいとのお言葉がありました。

 

 

本日もいろいろと最新情報を得て参りました。本日も大変勉強になりました。早速、現場に活かして行きたいと思います。



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