2018年4月25日 学習・研鑽
家の耐久性の考え方
「工務店が技術研究所を持つ方法」というお題のセミナーを受講してきました。大手のハウスメーカーなどはどこも構造や断熱や工法に関する技術を研究するための研究所などを持っています。年間何十棟レベルの工務店では、そのような研究所など持つ余裕などあるはずもありません。そのために、本日のような業界の見識者によるセミナーに参加して、日頃から見識を深めています。本日は構造に関して「M’s構造設計」の佐藤さん、耐久性に関して「ハウゼコ」の神戸さん、温熱に関して「松尾設計室」の松尾さんにより、住宅のあるべき性能値についての講義がありました。超一流の見識者の方の話を一度に聞くことの出来る機会というものはなかなかありません。「構造」と「断熱」については、構造耐震等級3やHEAT20基準など、望ましい基準が業界内に浸透しつつありますが、「耐久性」に関してはまだまだであることがよく分かりました。耐久性は知識と技術で大きく違ってきます。不確かな知識のまま施工していたり、技術の伴わない施工が行われている場合、著しく家の耐久性が低下します。本日は築2年で野路板がボロボロに腐朽してしまった事例なども拝見させてもらいました。まだまだ私自身もお客様への説明が足りていないことを再認識しました。あるべき性能とその施工方法について、もっともっとしっかりとお客様にご説明してまいりたいと思います。
セミナー後は、普段いろいろと教わっている業界有力者の皆様と会食をご一緒させて頂きました。見る人が見ると、業界的にかなり濃いメンバーの方が集まっている会です。住宅供給と不動産の在り方などとても深〜い話盛り沢山でした。ありがとうございました!
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