2018年10月17日 学習・研鑽
ツキデ工務店訪問
本日は、JBN全国工務店協会次世代の会にて、京都のツキデ工務店の実作と現場を4軒見せていただきました。
まずは鉄筋コンクリートのビル内に新築した茶室を拝見しました。
本日の案内人はツキデ工務店の築出さん。いろいろなところで勉強会などご一緒させてもらっています。
「茶室」と聞くと身構えてしまうけど、「その作法を知っていれば怖くはない」ということを教えてくれました。
天井の廻り縁のコーナー部の収まり模型です。90度の入隅収まりは「留め」という45度カットして納めることが普通ですが、茶室の場合は違います。
高級な「留め」の収まりでなく、粗末な収まりとするため、わざと手間のかかることをして、留め収まりに見せずに、隙を作らないようにするのが茶室のイキなところとのこと。
いやいや、これは大工は大変です。
「迷ったら奇数」とのこと。床の間の柱の削りの部分(タケノコと呼ぶ)の年輪の数も奇数が正しいそうです。
一緒に参加した仲間も採寸するなど熱心に勉強していました。
続いて、某ハウスメーカー施工のお家のリノベーション事例を拝見しました。個人宅なので内部写真はありません。シンプルながら間仕切りや家具を可変させながら家族の変化に合わせる工夫が盛りだくさんでした。
続いて、新築現場を拝見させていただきました。
屋根の収まり模型に見入るメンバー。お宅な人たちばかりです。
熱い議論が続きます。ほんとにこの人たちは建築好き(バカ)ばかりです。
続いて、お住まいされている新築住宅を見学させていただきました。お客様からの信頼も厚いツキデ工務店さんならではの、お客様とのお付き合いを拝見することが出来ました。
来月は築出さんも所属される京都木の家ネットワークと滋賀県木造住宅協会さんが横浜研修をなされるとのことで、皆様があすなろ建築工房にもお越しになります。お待ちいたしております。
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