2019年5月27日 学習・研鑽
ふつうじゃダメなのかい?
建築家の中村好文さんと増田奏さんのトークイベントにスタッフとともに参加してきました。
お二人は吉村順三事務所の元所員で、吉村順三さんのお言葉「ふつうじゃダメなのかい?」をテーマで対談するということで、以前から楽しみにしていたイベントです。
スタッツ4人で最前列キープ!
吉村先生はとっても厳しかったとのこと。吉村事務所の裏話(2人の会話)は、建築を志す人には聞いてもらいたい話だと思いました。誰もが建築に対してとても貪欲で真摯だった時代。少し羨ましく思ってしまいました。設計にのめり込むとどうしても奇をてらってみたり、変わったことをしたくなる。けれど吉村先生は「ふつうじゃダメなのかい?」と一歩たち戻させる言葉を発せられていたとのこと。深い言葉です。
お二人の著書にサインを頂いているところ。
懇親会ではあすなろ建築工房の女子が好位置をキープ。いろいろとよいお話を拝聴することが出来ました。
お二人がお若い頃、好きな建築家や建物を順番に言い合っていくゲームをしていたとのこと。出来るだけマイナーな建築家から始まり、ネタが尽きてきたところで、仕方なくメジャーなカーンやコルビジェの名前を出しても、超メジャーのライトの名だけはお互いに出さないようにしていたとか。尽きてきたところにアスプルンドの名前が中村先生から出てきたりして、増田先生は「チクショー」って思ったとのことでした。日本の建築のお題で、聴竹居の名前が出てきて「ふ~ん」というフリをして、メモして後から調べたりしていたとの話も。お二人が競争しながら、お互いに研鑽を高めていた時代があったから、今のお二人があるのだと。私たちももっともっと勉強しないといけませんね。
とってもいい写真だったのに、ピンボケ!誠に申し訳ない、、、、。
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