2019年6月17日 材料・仕上・工法・設備

自家製ミツロウワックス製作

自家製蜜蝋ワックスの在庫が無くなってしまったので製作しました。

 

一緒に作ってくれたのは、インターン中の相羽君。ものつくり大学の2年生です。40日間の研修中です。

 

必要な材料はこれら。ミツロウ、エゴマ油、オレンジオイル、秤、じょうご、雪平鍋、計量カップ、容器などです。

 

まずミツロウ。国産の安心できるものです。このようなビーズ状のものと板状のものがあります。

 

そして国産のエゴマ油(荏油)。大量に購入した方が安いので、一斗缶で購入して大量製作します。

 

香り付けのオレンジオイル。ミツロウとエゴマ油だけだと、魚の脂みたいなあまりいい匂いではないので、少し香り付けしてあげます。

 

板状のミツロウの場合には溶けやすくするために、細かく砕きます。

 

 

一度に大量に作るには大きな鍋が必要になりますが、そんな鍋もないので、一回分を測って使用します。

 

下記の材料にて、製作しています。

【必要な物】
・荏油(太田油脂)・・一斗缶(18L)[30,000円]
・ビーズワックス・・2.4kg[6,000円]
・オレンジオイル・・50ml[1,200円]
・400mlサイズのケース・・80ケ[3,200円(4ケで160円)]
・ジップロックの袋Mサイズ・・80袋[1,500円(45袋入で750円)]
合計41,900円

 

雪平鍋でエゴマ油を温めます。熱くなったらビーズワックス120gを投入。

 

かき混ぜ、ミツロウを溶かします。

 

粒が無くなるまでかき混ぜます。

 

容器に移します。容器は耐熱性のあるものにします。

 

ちなみに一回の作業のレシピは以下の通り。
・荏油(太田油脂)・・900ml
・ビーズワックス・・120g
・オレンジオイル・・20滴
・400mlサイズのケース・・4ケ

これを20回作業を繰り返しました。

 

液体だと茶色ですが、冷めて固まると黄色になります。

 

なんかプリンみたいですね。食べても害はないですが、美味しくないです。実際に食べてみました。(^^;)

 

たくさん出来ました。

 

乾燥を防ぐためビニル袋に入れて、完成です。

全部で80個(400ml・300g)出来ます。
一つ530円位になりますので、市販品の1/6位のお値段で製作出来ます。

ちなみに荏油1Lにビーズワックス100gだと夏場は固まりません。900mlに120g位入れるとなんとか固形を維持する感じです。

作業した後は、身体全体が油臭い感じになります。室内もなんだか脂っぽくなりますので、作業場などでの半屋外での作業をお勧めします。



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