2020年2月2日 外構・植栽
街並みをつくる明かり
本日、ランニング中に通りかかった建売分譲住宅の様子です。人が住んでいるのかどうか分からないくらい寂しい街並みでした。家づくりセミナーでも話をしているのですが、横浜の住宅地の夜の街並みがとても貧しく感じています。特に新しい分譲地は夜は窓のシャッターが閉められ、防犯用のライトが人感センサーでパッとつくだけで、夜歩くとゴーストタウンのように感じてしまいます。とても豊かとは言えず、街並みへの配慮がまったくなされていないもので、設計者の責任が大きいと思います。
http://www.kisoji.com/kisoji/feature/tsumago.html 木曽広域公式観光サイトより
木曽路の妻籠の夜の写真です。好きな街並みの一つです。家に帰る途中の道がこんな感じだとワクワクしませんか?各家庭が街路をほんのりと照らし、障子から漏れ出てくる光で各家庭の温かみが感じられる街並みです。
そんな街並みに憧れて、少しでも街並みに貢献できるよう、窓をシャッターで閉じるのではなく、障子などから光を漏らし、庭木を照らすことで、待ち行く人の心を癒すことが出来るように意識して設計しています。
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