2020年2月12日 学習・研鑽

大規模災害が神奈川県で起こったら

本日は全木協神奈川県協会「応急仮設木造住宅建設講習会」が開催されました。

 

神奈川県県下で地震や大雨などの大規模災害が発災し、応急仮設住宅が必要となった場合には、あすなろ建築工房も加盟する全木協神奈川県協会で建設を担うことになります。

 

松本の小林創建の小林社長をお迎えして、昨年の長野県での豪雨災害応急仮設住宅建設の実情のお話も頂きました。

 

座学での講義の後は、実地演習を行いました。

 

実際の応急仮設住宅と同じ仕様で建設することで、有事の際にリーダーとなる人材を育てるためのものです。自薦他薦による20名の大工の参加がありました。

 

応急仮設住宅と普通の住宅の大きな違いは「基礎」の在り方です。普通の住宅は、鉄筋コンクリートによる基礎ですが、応急仮設住宅の場合は、スピードが重視されること、長期使用を考えていない事から、松杭と呼ばれる杭を地盤に打ち込んで頭(高さ)をそろえる方法で行われます。この杭の高さを揃えるという作業は、普段の建設作業では行わないことなので、本日の演習では特別に実践を行って頂きました。

 

小屋組みの施工は、ハーネスを設置しての作業です。これもまだまだ戸建て住宅の現場には浸透していないことなので、実践して頂きました。

 

ユニットバスの床面の断熱についても、一般住宅と異なる部分となるので、実践をして頂きました。

 

 

私は、断熱気密の部分の講師として、施工方法の説明および監督を行いました。

 

丸一日の講習会が終了しました。ご参加の皆様、お疲れさまでした。今後もしっかりと有事に対して、備えたいと思います。

 

 

 



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