2020年7月9日 つぶやき(家づくり以外のこと)
言行不一致な家づくり
たまたま通りかかった事務所近くの新築の現場。とっても有名なハウスメーカーの看板がかかっています。
2階の躯体の建て方の途中のようでまた屋根がありません。このところの連日の雨で、かなり雨に濡れてしまっています。
ローコスト仕様なので、当然ながら柱は集成材、土台は米ツガの注入土台です。
集成材は濡れると接着剤の接着能力が低下します。土台も注入土台なので濡らさないに越したことは無いです。しっかり乾かしてから外壁や床の下地の施工を行わないといけません。これだけ濡れてしまうと、乾かすのも大変だと思います。
このハウスメーカーさんのホームページを見てみました。トップページには「○○ホームは『匠の心』を持ったプロ職人集団が住まいの品質・性能・デザインのクオリティを追及。現場での創意工夫によるコスト削減を積み重ねながら、高品質で適正価格の家づくりを実践しています。」とあります。
『匠の心』を持ったプロ職人なら、大事な構造材を雨ざらしにしたまま数日間も放置したりはしないと思います。
言っていることとやっていることがチグハグですね。言行不一致な家づくりはとても残念に思います。
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