2020年11月4日 学習・研鑽

空気線図を知る

本日はJBN全国工務店協会 環境委員会主催の『潜熱を知り正しい設備設計力を磨く』講習会がウェブで開催されました。
講師は凰建設の森さん。空気環境設計のスペシャリストです。高気密高断熱で換気までしっかり考えられた家づくりにおいては、おそらく日本で一番の知識人ではないかと思います。

高気密高断熱住宅の設備設計と施工をする上では、顕熱と潜熱の概念を押さえておく必要があります。
顕熱と潜熱を学ぶ際に避けては通ることが出来ないのが「空気線図」です。
本日はこの空気線図を用いた設計の方法について、4時間かけてみっちりと講義頂きました。私は今日でこの講義を聞くのは4回目です。4回目にしてやっと理解できたような気がします。
なかなか慣れ親しむことが出来ない空気線図の読み方ですが、本日は講師である森さんが、「鬼滅の刃」の型を使って分かりやすく説明してくれてました。
壱ノ型「混合」:2方向から襲い来る斬撃
弐ノ型「冷却」:左に切った後に左下に薙ぎ払う斬撃
参ノ型「加熱」:右に一直線に切る斬撃
肆ノ型「加湿」:左上に薙ぎ払う斬撃
さらにここに、弐ノ型「冷却」の後に参ノ型「加熱」が加わることで「再熱除湿」が可能となるというもの。

セミナー後の懇親会も盛り上がりました。業界的にそうそうたるメンバーです。私は別件の会議があって途中退席してしまいましたが、そのあとも温熱環境の変態会議は長く続いたそうです。



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