2022年4月21日 学習・研鑽
ロングライフハウスツアー
本日は「ロングライフハウスツアー」に参加し、家の長寿命化について学ばせて頂きました。
「ロングライフハウスツアー」とは、耐震・通気・気密・換気・防腐防蟻について学ぶプロ(工務店・設計事務所)向けの体験勉強会です。
https://longlifehouse.jp/
このツアーのテーマは「ロングライフハウス」つまり「長寿命の家」づくりです。
日本住環境さん、工務店フォーラム耐震研究所さん、日本ボレイトさんにお伺いし、換気、耐震、防蟻について設計者としての深掘り知識を得させて頂きました。
このような実体験は、提案時に相当な威力を発揮することになるので、設計者として必要不可欠な実体験と思います。
長く住み続けることが出来る家とするためには、必要十分な耐震性能を有し、雨漏りと結露を防ぎ、腐朽食害をさせない仕組みが必要となります。
最近の住宅の大部分がこの「長く住み続けるために必要な性能」を犠牲にして、コストダウンを図ってしまっています。
よい家づくりをするためには、完成したら見えなくなってしまう部分が大事です。
「見えなくなってしまうから」といって、この大事な部分を省略してしまっては家の耐久性は著しく低下してしまいます。
「家を買ってもらうため」に、価格競争を陥ってしまって、維持管理コストがかかってしまうことを隠して
家づくりがなされてしまっています。
結果的に維持管理コストがかかり、家の性能が低下してしまうような家づくりがなされていますので、住宅ローンを払い終わる頃には、「無価値な家」となってしまっています。
30歳台で家を建て、30年後の「これから老後」って時に住み続けることが出来ない家になってしまっています。
そうならないために、見えないところにこだわっていますので、皆様も是非家づくりをされる際には、現場に足を運んでいただけばと思います。
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