2023年7月24日 学習・研鑽
エアコンの最新情報
午後からJBN全国工務店協会環境委員会の勉強会が東京フォーラムで開催されました。
日本女子大学 細井昭憲 先生から「高断熱高湿度時代に適したエアコンをベースとした空調計画と換気計画について」のお話とエアコンメーカー(4社)から新商品等の説明や等級5.6.7新設後の開発計画などを伺いました。
高気密高断熱住宅を手掛けていると、床下エアコン一台と小屋裏エアコンそれぞれ1台で冬と夏に家中全部を空調するようになります。
能力的には10畳用以下の小さなエアコンでも十分に足りるようになります。
床下や小屋裏に設置することになるので、人感センサー制御などの機能は不要となります。
シンプルで壊れにくい機種が欲しくなります。
メーカーさんに高気密高断熱住宅向きの空調機の製品化をお願いしましたがなかなか難しそうです。
まだまだ日本全体では、通常の断熱性能以下の住宅が大多数で、しっかり性能が確保された高気密高断熱住宅はほんの少しです。
全体の1%にも満たない台数となります。
メーカーとしては、ある意味でマイナーなマニアックな空調方式には付き合ってはもらえなさそうです。
我々が行っている床下エアコンや小屋裏エアコンとしての使い方は、メーカーとしては想定していない使用方法となります。
床下や小屋裏への設置や24時間連続運転に対しては想定していないと以前から言われていました。
今回改めてお伺いしましたが、各社とも同じ見解です。
全館一台で24時間運転する場合には、ダクト式アメニティエアコンか業務用エアコンを使って欲しいとのこと。
まだまだ使用者責任で運用していくしかありません。
他の記事をみる