2010年4月10日 学習・研鑽

外部のようなリビング

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コロンビア大学のサマーセミナーで一緒だったT建設のM氏のご自宅のオープンハウスが明日開催されます。明日は館山の現場に行かなければならず、時間的に厳しそうなので、一日早いのですが、尾山台の現場の帰り道に寄らせて頂きました。オープンハウス前日と言うことで、現場は最後の仕上で慌しいところお邪魔してしまいました。

都市の密集地で20坪の限られた敷地において、豊かな外部空間とプライバシーを確保した内部空間を両立させることはなかなか簡単なことではありません。M氏は、これをストイックなまでに生活を割り切って、外部にいるのではないかと錯覚するほどのリビング空間を作り上げていました。この空間での生活は、通常の価値観では捕らえることは出来ず、ある種の割り切りというか新しい生活スタイルが必要になります。奥様が設計されているそうで、奥様のこだわりだそうです。通常は自邸とは言え、奥様の生活観に引きずられて、このような空間を確保することは難しいものです。なかなかこの空間とここでの生活を許容する施主は居ないので、設計者の自邸ならではです。M氏の生活スタイルと割り切り方は、今後お客様に提案する上で大変参考になりました。

照明計画をLIGHTDESIGNの東海林さんが行っているとのこと。東海林さんとは、パシフィックセンチュリープレイスの現場で大変お世話になりました。本日は昼間で照明の様子が分からなかったので、明日遅くなっても寄って見たいと思います。



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