2020年3月5日 材料・仕上・工法・設備

内気循環方式による電子式集塵機の効果

昨年末に自宅兼モデルハウス「六ッ川の家」に、トルネックス製の電子式集塵機(写真)をテスト設置しました。

 

この電子式集塵機は通常は、第一種換気装置の外気導入部分に設置し、外からの粉塵をカットするものです。専門家の方から「外気導入で粉塵を少なくしても、住人の洋服に付着したものや、窓の開閉によって、室内に入ってくる粉塵は相当量あり、家の中の内規循環の経路に装置を設置するほうが室内の粉塵量を低くすることが出来る」と聞きました。自宅兼モデルハウスの「六ッ川の家」には、全館空調の仕組みの一つとして、ロフトに溜まった暖気を床下に戻すためのアローファン(写真)が設置してあり、まさに内気循環しています。「まずは実験!」ということで、六ッ川の家のアローファンのダクト途中に、電子式集塵機を設置したものです。

 

「効果はどうなの?」と聞かれることが多かったのですが、「子供の様子を見る限りではなんかいい感じです」位な答え方しか出来ずにいました。そこで、数字でその効果の程を見てみるためにトルネックスさんにお越しいただき、粉塵量測定をして頂きました。

 

小さな小さな粉塵まで測定できる専門の測定器にて室内の粉塵の量を測定してもらいました。かなり高価な測定機械なので、工務店レベルで購入するには少々厳しいものです。

 

3時間にわたって測定し、室内の粉塵の量が低下していく様子を確認することが出来ました。

 

簡易的にグラフで見てみると、確実に家の中の粉塵量が減っていっていることが分かります。

家の中にある粉塵は目に見えるものから、まったく目に見えない小さなものまでさまざまで、小さくなるほどその量も想像以上のものでした。

詳しくはデータが出揃い次第、改めてブログまたはコラムでご紹介したいと思います。

内気循環方式による電子式集塵機の導入は、ご時世的にもこれから注目度があがるのは間違いなしと思います。



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