2020年9月8日 家具・小物

たためる椅子

設計業界では知らない人は居ないという、吉村順三さんがご設計した「たためる椅子」です。

 

以前から欲しいと思っていたのですが、お値段がお値段なのでなかなか買うことが出来なかったのですが、コロナの給付金の自分の分を使わせて頂いて、この度買っちゃいました。

 

この「たためる椅子」は欲しくてもすぐに買えるものではありません。

 

http://www.kobo-mandm.com/

設計工房MandMさんのHPから

 

家具作家の丸谷芳正さんが現在も手作りで作られています。

 

丸谷さんは大学で教えていたりもするので、受注生産で、注文しても数か月待つことになります。私も4月に注文して9月に届きました。

 

 

この椅子は、八ヶ岳高原音楽堂の客席用の椅子として作られたもので、折りたたんで収納することが出来ます。そして重さが6kg程度ととても軽く、片手で持ち運びが出来ます。

 

座面はダイニングチェアよりも少し低く、ゆったりとした座面で、ひじ掛けもあり、座り心地は抜群です。

 

吉村さんが「必要な時に必要な数だけとりだして使える日本の“座布団”は、昔の人々の残してくれた素晴らしい生活用具。座布団のように簡単に小さく畳めて持ち運びも便利で、掛け心地は勿論ですがオブジエとして形がよい、狭い所にも仕舞える椅子をつくりました。」という言葉を残されています。

 

まさに座布団のように好きな場所に移動して、居場所を作ることが出来る魔法の椅子です。

 

お値段も11万円とそう簡単には買うことが出来ない金額。けれど、一生モノなので、長く使い続けることを考えれば、高いものではありません。住宅と同じですね。座るだけでなんだか幸せな気分になれるそんな椅子です。

 

 

届いて早々に「たためる椅子」用のテーブルを作ってみました。4月頃、鹿児島のベガハウスの大迫さんが「たためる椅子」にテーブルを設置してテラスで仕事をしている姿をフェイスブックに投稿していて、とっても羨ましく思い、思い切って今回購入したという経緯があります。

 

軽さとコンパクトさにこだわり、米松材にズレ防止の補助材を設置しました。もともと神棚の背板にしていたものの廃材利用です。(^^;)

 

なかなかいい感じ。好きな場所に移動して仕事が出来ます。家仕事が増えそうですね。(^^)



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