2021年7月9日 イベント(見学会・セミナー・交流会)

古民家再生リフォーム 見学会

築140年の古民家再生リフォームの業界向け完成見学会を開催いたしました。

 

住環境価値向上事業協同組合(SAREX)のウェブ見学会とJBN全国工務店協会既存改修委員会のリアル見学会と開催しました。

『見せ物としての「静態保存」ではなく、生活のある「動態保存」としたい』というオーナーの熱い思いが関係者に伝わり、この度完成に至りました。

 

既存建物の母屋自体は昭和時代に増築が繰り返され、小屋組みで原型を見られる程度でした。

 

設計監理は鈴木アトリエ一級建築士事務所、構造監修は山辺構造設計事務所です。

 

傷んでしまっている部分も多く、結果として工事期間としては、1年を要する大工事となりました。

 

石場立てと呼ばれる古い基礎形式であったため、建物を浮かし、その下に堅強なべた基礎を打設するという離れ業を山辺先生の指導のもとに行いました。

 

一部分に2階屋を増築し、3人家族が安全で快適に住まえるように計画しています。築140年の住宅を現行法規に合わせて、確認申請を通しています。

 

今後も過去の増築部の切り離しをしたり、中庭を整備したりと、長期にわたって整備していく計画としています。



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