2021年11月16日 竣工後・メンテナンス・検査
点検商法に注意!
本日の日経新聞に「家屋の『点検商法』注意を 不要な工事契約 トラブル増」の記事がありました。
ブログやメルマガなどで繰り返しお伝えしている「点検商法」の手口が載っています。
コロナで在宅している人が多いので、被害が増えているということです。
そもそもこの「点検商法」は「騙されている」ことに気が付いていない人も多いので、たちが悪いものです。
とにかく「無料点検」にはお気をつけください。
点検個所は「屋根」や「床下」や「小屋裏」など、住まい手自らが点検しにくい場所が多いです。
「近所で工事をしているので、ついでに見ますよ」
「外からみたらお宅の屋根の様子がよくないようにみえる。雨が降る前に直しておいた方がよい」
「この地域で一斉点検している」
「同じ建て方をしている家でシロアリの害にあっている家があるので心配なので声をかけた」
「新しい構造補強金物がある」
などなどさまざまなことを言ってきます。
「無料で点検してくれるなら」と思って安易にお願いしてしまうと、屋根板金を剥がしたり、床下にシロアリを持ち込んだり、小屋裏のボルトを外したりと信じられないようなことをしていきます。
そして善意のある業者を装って、必要のない工事をしていきます。
一度騙された後に何度も押しかけてくることもよくあります。
特にお年寄りだけの世帯は要注意です。
「家守りしてもらっている工務店さんがあるので大丈夫です」ときっぱりと断ってください。
最近は給湯器や排水管の点検などもあるようです。
とにかく知らない人を家に上げたり、屋根に上させたりしては絶対にしないでください。
「無料点検」ほど怖いものはありません。
普段から「家守り工務店」を作っていくことが一番の対策となります。
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