2022年2月22日 学習・研鑽
住まい手と設計施工者から生まれた200の名言名句名台詞
昨日、新住協(新木造住宅技術研究協議会)関西支部の勉強会がありました。私は東京支部所属ですが、関西支部の勉強会に興味があったので、ウェブ参加させてもらいました。
本日の勉強会は、新住協の顧問の会澤さんが書かれた「住まい手と設計施工者から生まれた200の名言名句名台詞」(会員限定 非売品)に掲載されている高気密高断熱住宅に住まわれた住まい手やそれをつくった施工者の声を執筆者である相澤さんからお伺いしました。ここには、いろいろと名言名句名台詞が書かれています。
その一部をご紹介。
「暑ければ暑いほど、寒ければ寒いほど我が家がいい」
「今エアコン一台暖房ということは、将来取り換える時も一台でいいんですよね」
「この家不思議 外が寒いと暖かく、外が暑いと中が涼しい」
「高断熱住宅は廊下がいらないから家を広く使える」
「高断熱住宅は暖かさの違いがわかる人になる」
「高断熱住宅はお風呂の温度が低くなる」
「人は寒いと動かない」
「高断熱住宅は断捨離が進む」
「高断熱住宅はペットが長生きする」
「できる数が限られているから、いいものしかつくらない」
「任せるなら大手メーカー つくるなら工務店」
「建てるかどうか迷っているなら早いうちに建てた方がいい」
「ちょっと奮発して美味しいものを食べるとき、元を取るって考えますか?」
「断熱がしっかりしていない家は、結局、家として短命になると思う」
「本当に省エネ住宅をめざすなら土地探しからはじめよ」
「『あったらいいね』はなくてもいい」
「形あるものはいずれ壊れる 動いているものはいずれ止まる」
「日傘が家の中で役立ちますか?」
「カシミヤセーター一枚で寒空にいられますか」
「あら不思議 もう乾いている 昨夜の洗濯」
「車は高気密 でも窒息するとか言いますか?」
「『知らぬが仏』とは私のこと」
「のど元過ぎれば熱さ忘れる」
「論より証拠」
「百聞は一見に如かず」
「家中暖かいから野菜置き場がない」
「冬暖かい家は夏涼しい」
「クールビスでネクタイを外す理由」
「『夏を旨とすべし』の段に書いてある別のこと」
200の内の一部ですが、皆様にとっても興味深い「名言名句名台詞」がありませんか。「この名言、詳しく読みたい」って方も多いのではないでしょうか。
その中の一つ「建てるかどうか迷っているなら早いうちに建てた方がいい」についてご紹介したいと思います。建て主さんからの感想として「夏冬とも、とても快適な暮らしをしている。定年後本当に充実した暮らしができて幸せを感じている。もっと早く建てればよかった。いい住宅を建てればそれだけ長くクオリティーの高い生活を送れる。」との体験談でした。
私も長く住宅の設計に携わっていますが、家を建てた方で「もう少し遅くてもよかった」という感想を聞いたことがなく、ほとんどの方が「もっと早く建てればよかった」とおっしゃっています。人生の間で早い段階で性能の良い家に住まわれることによって、その後のラインニングコスト、メンテナンスコストも抑えることが出来ます。暖かい家、涼しい家に住むことで、家族間のケンカも減ります。家族が幸せに過ごす時間が増えるのです。そして、大事なことは安全について。誰かがヒートショックで倒れてしまうかもしれません。大きな地震が来なければよいですが、大きな地震に見舞われると、もしかしたら家族の命に危険が及ぶ可能性もあります。
居心地の良い家は、毎日に幸せを感じます。私も自宅で過ごしていて、幸せを感じることが多くあります。これは以前のマンション住まいの時には感じられなかった感覚です。なんてこともない平凡な日々を大事にするようになります。毎日のいつもの家で過ごす時間が充実してくるからだと思います。
「早いうちに建てた方がいい」のはその通りではありますが、もちろんしっかりと吟味して自分たち家族の要望にあった家づくりを行う必要はあります。要望が決まって、その要望に応えられるつくり手が見つかったら、後は早い方がよいということですね。「建材も高いしいつ建てたらよいか」と悩まれている方も多いと思います。頑張って建てることが出来るのであれば、「思い立ったら吉日」、早く建てるに越したことはないと私も思います。
と言いながら、ご依頼を頂いてから待ち時間が生じてしまっていて申し訳なく感じております。待ち時間が少なくなるよう、いろいろと施策を行っておりますので、今後乞うご期待。(^^;
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