2011年7月30日 材料・仕上・工法・設備

SS地盤調査

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地盤調査を行っている現場の様子を見てきました。調査方法は、住宅では一般的なSS(スウェーデン式サウンディング)試験です。専用の機械で半自動で行われることが多いのですが、今回の敷地は階段で機械を下ろすことができないことと、本日はあいにくの小雨の天気で発電機を回すと危険ということで、手回しによる調査です。実際に手回しの方が感覚的な部分が分かるので私はこちらの方がよいと思います。

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調査方法としては、写真のように鉄の棒の先端に円錐形をねじったようなスクリューがついたものを地面に垂直に突き立てます。
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鉄の棒は継ぎ足しができるようになっていて、1mずつ継ぎ足します。

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ロッドにクランプを取り付け、円筒形のおもり(下から5kg、10kg、10kg、25kg、25kg、25kg)を載せていきます。1枚ずつ静かに載せていき、1枚載せるたびに、ロッドが下方に沈むかどうかを観察し、記録します。 おもりを載せただけで沈んでしまうと「自沈」ということで地耐力が小さいと判断されます。(詳しくはもっと細かく判断されます)

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全てのおもりを載せて、100kgでも自沈しない場合は、ハンドルを回転させ、先端のスクリューで土を掘り下げていきます。棒を25cm貫入させるのにハンドルを何回転させたかが「半回転数」という尺度になります。 1mごとに棒を継ぎ足しながら、これを繰り返していきます。半回転を100回繰り返しても25cm貫入しなくなったら、調査はそこで終了となります。

実際の作業の様子をご覧になりたい場合は、上部の三角を押してみて下さい。



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