2011年10月13日 現場報告
プレカット打合せと製材工場見学
本日は日野中央の家のプレカットの打合せのために、静岡県富士市のマルダイさんにところまで行ってきました。オルタスクエアの坂内さん、設計担当の堺原さん、お施主さんのご主人、弊社山下と6人での移動となるので、自家用車のノア君の出番です。
東名高速道路の集中工事が行われていたのですが、大きな渋滞には合わずに、予定より30分以上早く着きました。時間があるので、富士宮の浅間大社をお参りしました。
お昼は浅間大社前のお宮横丁でB級グルメで有名な富士宮やきそばです。富士の湧水が飲み放題です。
お店によって味が違います。いろいろなお店の味が楽しめます。
蒸し麺に肉カスが入っていて、鰹節ならぬ削り粉がかけられている定番。
変り種として、スープやきそばです。これが美味いのです。
お腹が一杯になったところで、マルダイさんにお伺いしました。
丁度お昼休みの時間だったので、マルダイさんの倉庫内を勝手に散策しました。その辺の木材市場よりも広くて扱い量も多いので、ひとまわりするにも時間がかかるのです。プレカットが終わって納品待ちの材料を前に、坂内さんがお施主様にいろいろとレクチャーしてます。
マルダイさんのすごいところは、扱いが建材だけでないところ。国技館に飾ってあった朝青龍の肖像画。
駐車場には、アポロ宇宙船。スカイラブ3号の本物だそうです。外部に貸し出しされていることが多いので、私も久しぶりに見ました。
一通り散策が終わって、本題のプレカット打合せです。メールでも済んでしまう話ですが、やはりプレカット担当者と顔をあわせての打合せが一番です。担当はいつもお願いしている鈴木さんです。真面目で間違いのない入力をしてくれます。在来木造軸組みにも精通しているので、我々も安心です。
打合せの後はプレカット工場を見学しました。造船工場の跡をプレカット工場にしています。
一時期品薄だった構造用合板ですが、やっと安定してきました。写真は震災後に稼動供給された「森の合板」です。
実際に使用するタイコ梁の仕様の確認を行っています。実際に見てもらっておくのっていいですね。
大黒柱をお施主様に選
んでもらいました。見積では特一等(節だらけのもの)の6寸材だったのですが、マルダイさんの好意で4方ムジ(4面とも節が無い)の8寸材にして下さいました。
選んだ大黒柱の前でご満悦のお施主様です。お施主様にお越し頂けることは、材木屋さんにとってもエンドユーザーと会える事ってうれしいことなのです。わざわざお休みをとられてお越しくださったのですが、来た甲斐がありましたね。
引き続いて、林産地に伺いました。案内はマルダイ国産材担当の佐野さんです。
きちんと手入れが行き届いたきれいな林です。富士山周辺の山は傾斜もなだらかで、管理しやすい条件が揃っているそうです。また火山灰土壌なので、水はけがよく、逆に環境が厳しいためにじっくりと競争しながら育つために目が詰まった丈夫な材がとれる産地です。
左が杉、右が桧の葉です。植生の割合は杉30%:桧70%なんだそうです。他の産地と割合が逆です。
引き続き、富士市森林組合さんの原木市場にお伺いいたしました。
富士市、富士宮市周辺の山からの原木が集まる市場です。
自動選別機によって、太さ別に選別されて行きます。
引き続き「富士ひのき加工協同組合」さんの製材工場にお伺いしました。
森林認証材がきちんと管理されています。
製材の様子を見学しました。ほとんど自動化されています。
低温乾燥釜です。50度の温度で2週間かけて乾燥されます。
最後にグレーディングマシーン(含水率、強度を測る機械)から出てきて、製材された材料を確認しています。
マルダイさん、富士市森林組合さん、富士ひのき加工協同組合さん、ありがとうございました。
帰りの渋滞もほとんどなく、スムーズに帰ってくることができました。事務所近くのいつものお店で懇親会となりました。皆様お疲れ様でした。
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