2012年4月24日 学習・研鑽
明治村
明治村に行って来ました。名古屋で秋山設計道場の第4講座があり、その一環で明治建築の勉強です。
明治村と言えば、帝国ホテル!20世紀建築界の巨匠、フランク・ロイド・ライトの設計です。アメリカでもライトの建築はいろいろ見てきました。1970年に解体、移築されたということなので、私が生まれたころにはまだ日比谷にあったんですね。
中に入るとど迫力。細かく計算された装飾が建築としての造形美をこれでもかと迫ってきます。
中二階のレストランは逆梁の梁で支えられていますので、薄く見えて軽快です。中央ホールが思いのほか明るいのは、開口部が計算されて配置されているからでしょうか。
装飾も復元されていますが、やっぱりオリジナルがいい味を出しています。
左がオリジナルのレンガ、右が復元に用いられたレンガ風タイルです。ぜんぜん違うな~。
ライトの帝国ホテル椅子。オリジナルの本物です。座ってもいいのです。結構雑なつくりでしたが、材料はいいものを使ってます。
天窓装飾のオリジナル。外部に放置してあるので風化しています。大谷石のベースに銅版レリーフで細かく細工してあります。なんだかガンダムみたいって思うのは私だけ?
その他の建築を見てきました。和風瓦葺の蔵。下見板の外壁は、近所で火事があると延焼を抑えるために下見板がバサッと取り外すんだそうです。なるほど~。
教会に使われている大きな木製扉のヒンジ。手作りの一品ものですね。
芝居小屋に設置されていたシステムドレッサー?TOTO製でした。
兵舎の地下の明かり窓に使われていた木製のグレーチング。木製なので踏まれて削れていますが、いい味を出しています。
北里研究所の実験流し。水栓がいい味出してます。
神戸山手西洋人住居。洋館の離れがブリッジでつながっている。その先に和室が見える、、、。中が見たい、、、。
ちょうどボランティアの方の案内ツアーがあり、運よく中を見ることが出来ました。
丸窓の意匠が面白い。外から見ると洋館なので、窓枠の仲に丸窓が付いています。
などなどいろいろ見てきました。半日では時間がまったくなりない。今度ゆっくり家族でもつれてこようかな。
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