2012年7月12日 リフォーム
丁寧な仕事
葉山で改修工事を行っています。サッシ扉をサッシ窓に交換します。
既存のサッシ扉を外すには、外壁のモルタルの周囲を撤去する必要があります。カッターを入れてモルタルをはつるのですが、深くカッターの歯を入れてしまうとモルタルラス網や防水紙が切れてしまいます。そこで写真のようにラス網の手前までの深さでカッターを入れて、後は丁寧にタガネで手作業ではつっていくことになります。
仕上がりはこんな感じです。ラス網も防水紙も健全な状態です。ラス網や防水紙が切れてしまうと後々に耐久性が著しく低下し、雨水が下地や躯体内に浸入して腐朽菌で腐ってしまったりシロアリ害を引き起こす可能性があります。こういうところで手を抜く(そもそもこういうことをしなくてはいけないということを知らない職人も多い)と、家にとってはかわいそうなことになってしまいます。
雨漏りの改修をいろいろ見てきたからこそ、このような部分にこだわって改修しています。最後に仕上げをしてしまうと目に見えない部分ですが、隠れた部分にもこのように丁寧な仕事をすることはとっても大事なことなんです。
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