「中村好文展 -小屋においでよ！-」

乃木坂のギャラリー間で開催中の「中村好文展 -小屋においでよ！-」に行ってきました。

本日は夕方から中村好文先生の講演会が予定されていることもあり、会場は混雑していました。「小屋は無駄なものが排除され住むための必要最小限の機能で成り立っている」ことから、純粋に「住宅とはなんたるか」を再考するにはもってこいです。

会場では好文先生の手描きスケッチを生で見ることができました。貴重な機会です。分かりやすくていいですよね。設計が楽しくてしかたない感じがとっても分かります。

講演会では、設計に携わる身としての志しの持ち方的な話をお伺いすることが出来ました。「居場所のない家はよくない家」「粗末な材料を使ってもディテールはある」「施主ではなくクライアントである」などなど、自分自身への備忘録です。

持っていなかった本も購入。

サインもしっかり頂いて参りました。(^-^)v

翌日は、好文先生に案内頂いて千葉県茂原市にお伺いし、小屋のような美術館「as it is」と「上総の家Ⅱ」を拝見させて頂きました。どいらも２０年前の建物ですが、古さをまったく感じさせず、いい感じで歳をとっている家でした。

「as it is」の外壁のアップ。いい感じの経年変化です。

上総の家の庭先にはジューンベリーがたくさん実っていました。実のなる木が庭先にあるってやっぱりいいですね。

見学会の最後には皆で集合社員。ちゃっかり好文さんのお隣をゲットです。(^-^)v

大好きな建築家の一人である中村好文先生に近づくことができた幸せな2日間でした。今回学んだことは、しっかり明日からの設計に活かして生きたいと思います。