2013年9月12日 学習・研鑽
SAREX in 鹿児島
SAREX(住環境価値向上事業協同組合)のワークショップで、鹿児島に行って来ました。シンケンさんとベガハウスさんの現場を拝見してきました。日本をリードする2社の取り組みを生で見ることができる貴重な機会です。
行きも帰りもLCCのソラシドエアです。往復で20,540円なので、名古屋に新幹線で往復するのと同じ値段です。安くてよかった~。
まずシンケンさんの住宅を拝見させていただきました。実は昨年もシンケンさんの現場を拝見させていただいております。一年半ぶりなのですが、さらに進化してしまっていました。スキップフロアの住宅は、すべての部屋に居場所があり、外構の造りこみも完成度が高いものでした。何度見ても学びが多いです。
続いて建て方の現場を拝見しました。
フレーマーと呼ばれる大工の皆さんが汗を流しています。すべての大工が社員大工(フレーマー)で、一人ひとりがしっかりと挨拶と説明が出来ます。大工は口下手な人が一般的に多いものですが、シンケンの大工(フレーマー)さんは営業も出来る職人なのです。
続いて、スタッフの方の御自宅を拝見させていただきました。社内検査が済んだばかりということです。田園の風景に溶け込んだなんとも気持ちの良い住宅です。窓辺から見える景色を見ていると、離れたくない気持ちになってしまう、そんな住宅でした。
日が変わって2日目は、ベガハウスさんのショーホーム(実際の新築の家をお客様から一年間借り上げてモデルハウスとして利用)を拝見させていただきました。鹿児島という土地柄、「島に長期出張」というお客様が多いそうで、新築を検討されているお客様にお願いして、ショーホームという形で一年ごとに建てているとのこと。そのレベルは、想像を絶する完成度の高さでした。敷地の条件を読み込み、居場所から見える景色を計算し、もっともふさわしい眺めとなるように設計されていました。
そしてもっとも驚いたのが現場です。
整理整頓された道具と材料。
室内には本当に埃一つ落ちていないといってもいい位きれいなのです。「来客があるから」ということで掃除をしてもこのキレイさには出来るものではありません。上棟時からこのレベルを保っていることがうかがい知れます。
外構部分も釘一つ落ちていません。毎日掃き掃除がなされているものと推測されます。
見学しただけで終わらないのがSAREX。シンケンさんとベガハウスさんの現場と完成形を拝見した後での討論会が行われました。業界の逆張りをしてきたシンケンさんに、シンケンさんの逆張りをしているベガハウスさん。新建ハウジングの三浦社長の総評が分かりやすいものでした。やはり流れに逆行できるたくましさが何事にも必要なのだとよく分かりました。
レベルの高い2社のいいところを私なりにどんどん取り入れていきたいと思います。
期待通り、得るものがとても多いワークショップでした。無理してでも鹿児島まで来てよかった!明日からまた頑張るぞ!
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