2016年8月24日 学習・研鑽
HOUSE VISION 2016
臨海副都心で開催中のHOUSE VISIONを見てきました。
「建築家や企業が協同して「新しい住まいのかたち」を探り、具体化するためのプロジェクト」ということで、さまざまな家や暮らしが提案されています。
宅配便が直接届く「冷蔵庫が外から開く家」
宅配便のことだけ考慮した家っていうのもねぇ、という感じ。
田舎との交流を考えたオフィス空間「棚田オフィス」
田舎にオフィスを設けることはいいけど、家の工夫として新しいものが見つからない。
新しい民宿のスタイル?「吉野杉の家」
カッコいいけど、暮らしにくい。
IOTを駆使した家電の家とも言える「の家」
設備に頼る家。電気代が大変そう。未来の住宅ってこんなに寂しいものなのか。
空間の変化を集合住宅に取り入れた「賃貸空間タワー」
楽しそうだけど、実際にはかなり生活するのは大変そう。
かっこいい空間を突き詰めた「遊動の家」
寒くて暑そう。怪我もしそうです。
居心地の良い水場「市松の水辺」
これは家ではないですね。
塗装技術をみせるための「木目の家」
全部、印刷なんだそうです。技術はすごいけど、木の持つ性能はまったく関係なし。印刷した木目の家ってなんかとってもヤダ。
エネルギーインフラの無い地域での展開を考えた「グランド・サード・リビング」
スノーピークのテントのほうがよっぽど居心地が良いです。
サービスで家族の関係を生む出す「電波の屋根を持つ家」
バーチャルメガネを通して家族の関係を生み出すそうですが、もうここまで来るともうよく分かりません。
総括すると、IT技術のお陰で暮らしはどんどん便利になって行く。その一方で家族の繋がりも希薄となって行く。そんな不安から「どうやって家族が繋がるか」について、各パピリオンで提案しているように感じました。しかし、いろいろと提案されているIOTなどの便利設備やカッコいい空間や見せかけの装置がどんなにあったって、家族の繋がりを維持することはできないと思います。便利な世の中だからこそ、基本に忠実な家が求められるのではないかと感じました。
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