2017年3月16日 材料・仕上・工法・設備
手作りブランコ
昨年の完成見学会で、来場の子供たちから手作りブランコの人気ががとてもよかったので、「お家が完成したら、プレゼントしてあげるね」と約束をしていました。今月竣工するお客様で3軒分のブランコを設置しないといけません。そこで手作りのブランコ製作。まず、タモの無垢板を切り出します。作業場があると便利です。
ベルトサンダで形を整えます。
角が尖がっているとぶつかった際に怪我をしてしまうといけないので、サンダーで角を落としていきます。
最後は、サンドペーパーで丁寧に仕上げていきます。座面はこれで完成です。
次にロープを編みこんで行きます。
「さつま編み」と言う編み方で、ロープを編み上げていきます。もう慣れたものです、、、、。(^_^;)
ロープの上部は同じく「さつま編み」で丸カンに結び付けます。カラビナとアイストラップで梁に固定します。
ビスは、4mm×45mmのモノを使用しています。このビス一本で約100kg以上の引き抜き耐力があります。引き抜き耐力の計算は下記の林産試験場の資料を参考にしています。http://www.fpri.hro.or.jp/rsdayo/11410041213.pdf
昔から「木ネジは100kg耐える」と聞いていたのですが、計算式とぴったりです。ブランコは4本の木ネジで吊るしているので、計算上は4倍の400kg以上耐えることになります。但しブランコは揺らされて、体重以上の引き抜き力がかかることになるので、大人がガンガン乗ることは避けておいたほうがよさそうです。体重が30kg程度の子供が遊ぶ程度なら全然大丈夫と言えます。
完成です。
ブランコは子供たちにとっても人気です。これから竣工記念プレゼントの定番にしようかな?
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