2018年2月14日 家づくりコラム
2重窓(インナーサッシ)の効果
室内に居るときの体感温度についてご存知でしょうか。同じ室温でも、断熱性能が高い家と低い家では体感温度が違ってきます。体感温度は、室温と表面温度を足して、2で割った温度が体感として感じられます。ということで、同じ20℃の室温の住宅でも、室温だけが20℃でも壁や天井などの表面温度が20℃を下回っている場合は、体感温度は20℃よりも低く感じます。上記の写真は私も講師を務めている省エネルギー住宅設計講習のテキストの挿絵ですが、このように断熱性能が低い家だと室温が20℃でも体感温度は15℃程度にしか感じられず、常に寒く感じることになります。
体感温度を高めるために手っ取り早く改善できるのが窓になります。窓が一番熱が逃げやすく、窓ガラスの表面温度が低くなります。写真は冬季のペアガラスの窓の表面温度です。表面温度は10℃以下まで下がってます。室内の温度が20度以上あっても窓ガラス面が大きい場合は、とっても寒く感じることになります。
実験的に上記の窓にツインポリカの内窓を嵌めてみて数時間経ったところです。表面温度は15℃まで改善できました。このように内窓を設置することで室内の環境を大きく改善させることが出来ます。
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