2009年10月27日 学習・研鑽
CASBEE戸建評価員養成講習
建築環境・省エネルギー機構主催の「CASBEE戸建評価員養成講習」を受講してきました。今後長期優良住宅に携わるには、持って居ないといけない必須の資格になることのことです。CASBEEとは建築物総合環境性能評価システムのことで、簡単に言えば建物の環境に対する通信簿みたいなものです。これまで大規模ビルなどでは一般的な評価指標でしたが、戸建住宅に摘要できるようなものではなく、縁の無かった評価でしたが、地球環境時代に入った現状では戸建住宅も環境負荷に関して無視できなくなったということでしょうか。
実際受講してみての感想は、「戸建住宅に摘要するには無理がある」です。大規模ビルなどは環境負荷も大きく、改善する点はたくさんありますが、戸建住宅の一つ一つを同じ指標で評価するには問題が多すぎます。例えば、構造体をプレカットにすることで、評点が上がるとのこと。国をあげてプレカットによる加工を推奨しているようなもの。工場生産品のサイディングなどを使うほうが評点が上がります。住宅を建てようとする人が、「CASBEEでよい評点の住宅を」と希望したら、皆ハウスメーカーみたいな住宅ばかりになってしまいます。なんだか家造りが変な方向に誘導されているような気がします。(当然私としては抵抗していきますが、、、)
本日は講習だけで、評価員になるには来月開催される試験に合格しないといけないのです。講習受けたから合格するわけではなさそうなので、勉強しないと、、、。
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