2018年7月25日 学習・研鑽
清家清 作品の現代性
母校にてシンポジウムに参加してきました。今年は東京工業大学の大先輩である清家清先生の生誕100年の記念の年ということで、清家先生の作品の現代性についてシンポジウムを行うということになったそうです。保土ヶ谷の家(ダバダの家)の補修工事を手伝っていたことがあったので、大学准教授をしている後輩から登壇を頼まれてしまいました。「保土ヶ谷の家(ダバダの家)」の関係者として、清家清先生の住宅保存の苦労話をさせてもらいました。
久しぶりのキャンパスです。建築学科は大岡山ではなく、お隣の駅の緑が丘にあります。もちろん大岡山からも行くことは出来ますが、通常はこちらの入り口を使っています。
建築学科の入っている緑が丘一号館。耐震補強がなされ、外観はイメージが違っています。
製図室を覗いてきました。まったく変わっていませんでした。我々のころはもっとゴミだめのようでしたが、きれいに清掃されていました。当時はここに住んでいるかのごとく一日を過ごしていました。
研究室があった場所は空き部屋になっていました。
キャンパスのいろいろなところに張り紙があって少し恥ずかしい。
シンポジウム会場は満席。立ち見も出ていました。当時、授業を受けた先生や大先輩もいらっしゃって緊張です。
清家先生はネスカフェ ゴールドブレンドのCMでご存知の方も多いと思います。建築家と言う役割を世間に知らせた功績も大きい清家先生です。会場には建築歴史の権威である平井聖先生もお越しになり、清家先生のエピソードも拝聴いたしました。「学長候補だった清家先生がネスカフェのCMに出たことで、学長選挙に破れたのではないか」という噂の真意などの話もありました。
無事にシンポジウムのパネラーとしての役割を果たすことが出来ました。
シンポジウムの後は、中庭にて懇親パーティー。いろいろと意見交換も出来、貴重な体験となりました。ありがとうございました。
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