2018年8月20日 家づくりコラム

土地探しお手伝い調査

 

土地探しをされているお客様からのご依頼を頂いて、土地調査に行って来ました。閑静な住宅地内で、古屋はすでに解体済みです。擁壁の状態や外構の状態を調査するほか、近隣の様子、近くの公園やゴミ置き場なども調査します。

 

 

これは建物を建てるには、駐車場造成本体以外にもいろいろと費用がかかる部分があるためです。古家があれば「解体費」、地盤が弱ければ「地盤改良補強費」、擁壁があれば「擁壁の改修費」、駐車場造成が必要であれば「駐車場造成費」、隣地との間のフェンスの作り直しが必要であれば「外構費」、電線が建物側にあってクレーン車を使えなければ「手作業での建て方費」、前面道路が狭ければ「ガードマン費用」などなど、調査項目は多岐に渡ります。

 

 

1階部分の冬至の太陽の位置を確認します。まずは東側。冬至の時期に特に遮るものはなく、7時半位から日射を得ることが出来そうです。

 

 

お昼前後もまったく問題なし。1階リビングでしっかりと日射が確保出来そうです。日射量の多い少ないは、住んでから光熱費に大きく関わってきます。

 

 

西日のチェック。夏場に西日が入ってくることが予想されます。西日対策を施した住宅にする必要がありそうです。これらの確認は今後の設計段階での温熱計算の際に必要となる情報となります。

 

 

事務所に戻ってから、地盤の様子をチェックします。土地の歴史が分かる地図から地盤の強さを予測し、地盤補強の必要性の有無を判断します。幸いここは昔からの地山の造成地で地盤の状況は良好であると思われます。地盤補強の有無で100万円前後変わってくることもありますので、土地購入前には要チェック項目です。

 

 

敷地に対するボリューム検討を行います。どの程度の建物が土地に収まるかの確認です。

 

 

最後にトータルでかかる費用の概算算出を行います。土地を購入してしまってから「こんな費用がかかるのか」ということにならないように、事前にチェックして頂きます。

 

 

 

やみくもに土地探しをしても希望の土地は見つからないことも多く、希望する土地と思って購入しても、いざ設計を始めてみると、自分たちが住まいたい条件に合っていないということに後から気づくこともあります。そのためにあすなろ建築工房で土地探しのお手伝いをさせていただいています。

なお、土地探しのお手伝いは、定期開催している「土地探しセミナー」にご参加頂いた方に限定させていただいております。セミナー開催については、あすなろ建築工房のホームページ内イベントページをご確認下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調査結果はこのような形でお客様にお知らせしています。擁壁の扱いに注意が必要ですが、日当たりもよく、良好な土地でした。



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