2018年11月28日 学習・研鑽
応急仮設住宅建設講習会
本日は、全木協神奈川県協会の「応急仮設住宅建設講習会」が開催されました。母体の一つの神奈川県木造住宅協会の理事を務めています。
発災時の木造応急仮設住宅建設に関わる予定の神奈川県内の工務店や大工さんが大勢集まりました。あすなろ建築工房も現場統括の飯沼と社員大工の小野田も一緒に参加しました。神奈川県で大規模な発災があった際には、我々が木造の応急仮設住宅に従事することになるので、しっかり学んでおかなければなりません。
今年の広島での応急仮設住宅建設に携わった橋本建設の橋本社長にお越しいただいて、実際の建設時の苦労話を伺いました。
午後からは実際に仮設住宅の実施演習を行いました。
実地演習に選ばれた大工さんたち。小野田も参加しています。
ポリテクセンター関東の実習場をお借りしての演習です。
あっという間に組みあがりました。
動画での演習の様子です。
私も途中で断熱気密の施工方法についての説明員として参加しました。
完成です。ほぼ予定通りのタイムスケジュールで進みました。
今回驚いたことは、参加した大工さんたちのほとんどが「正しい断熱材の充填の方法を知らない」ということでした。あすなろ建築工房では当たり前となっていることが、世間一般的にはまだまだだということが分かりました。「日本の住宅が良くならないのも無理はない」と実感してしまいました。「仮設住宅だからいい加減でいい」なんてことはありません。というより、普段からこんな程度の断熱施工しか出来ていないということ。悲しい日本の建設事情を知ることになりました。正しい断熱気密の考え方がもっともっと周知されなければならないと感じます。
参加者全員で記念撮影。実際に演習することは大事ですね。課題がたくさん見つかりました。発災時に戸惑うことが無いよう、今後、全木協神奈川のメンバーで改善していきます。本日はお疲れさまでした。
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