2017年6月12日 リフォーム
ウッドデッキ
先日、ウッドデッキが腐ってしまったので、やり替えたいというご要望があり、工事をさせて頂きました。
↑デッキ材の下地(大引き)が腐ってしまい、デッキを留めるビスが利かなくなってしまっています。
ウッドデッキの改修工事のほとんどが上記のようなデッキ材は腐っていないのに下地が腐ってしまっていることが原因です。
デッキ材を留めているビスから水が浸入し、下地(大引き)を腐らせてしまっています。
そのため、あすなろ建築工房では、下地(大引き)にエコマウッドという人工木材を使用しています。
↑黒い材料がエコマウッドです。
エコマウッドは家電やペットボトル等の廃プラスチックから作られているため腐りません。
また、木材と同じように加工が出来るためとても施工性が良い物です。
束(ウッドデッキを支える柱)も同様です。大引きよりも腐ることはありませんが、エコマウッドや鋼製束を使用しています。
↑例:見える箇所はエコマウッドを使い、内部には鋼製束を使ったウッドデッキです。
ウッドデッキを長く使って頂くためには、もちろん、メンテナンスも重要です。ただ、無垢の木材はいつかは腐るモノも出てきます。(全部が腐るわけではありませんが、木材も一枚一枚、一本一本違うため)
木材なので腐った部分だけ交換することも可能です。
しかし、デッキ材は簡単に交換できますが、大引きや束などは一部とは言え、一度ウッドデッキをバラバラにしなければなりません。
時間も労力も費用も掛ってしまいます。
だからこそ、費用をなるべく掛けず、長く大切に使って頂くためにメンテナンスや交換などを考えていかなくてはなりません。
それはウッドデッキに関わる話だけではなく、家づくりにも関わる話でもありますけど。
↑完成したウッドデッキです。キレイに施工出来ています。
投稿者 菊地結城
他の記事をみる