『耐震』『制振』『免振』について(模型説明)
先日も大きな地震がありましたが、この機会に『耐震』『制震』『免振』についてご紹介します。
あすなろ建築工房の「家づくり講座2(性能編)」では、【構造の基礎知識】の中で、『耐震』『制振』『免振』について、模型にて説明しています。
動画を撮影したので、ご紹介します。
『無対策』の場合
まず、『無対策』(なんの対策も施していない)場合です。
筋交いや構造パネルなどが無く「耐震要素が無い」場合や耐震要素があっても「腐朽して効果が期待できない」場合がこれにあたります。地震があると脆くも崩れてしまいます。大変危険ですね。
『耐震(筋交い)構造』の場合
次に『耐震(筋交い)構造』の場合です。
筋交いが頑張って地震に耐えていることが分かります。
『耐震(構造パネル)構造』の場合
『耐震(構造パネル)構造』の場合です。筋交いではなく、面材として耐震要素がある場合です。
最近の住宅では主流となっている耐震構造のモデルです。しっかりと揺れに耐えていることがわかります。
『制振構造』の場合
『制振構造』の場合です。
模式的に制振ダンパーの代わりに輪ゴムを設けています。実際には制振ダンパーは、ゴムや金属にて揺れを熱に変えて、地震力を吸収して建物の被害を少なくする効果があります。
揺れが小さくなっていることが分かります。
『免震構造』の場合
最後に『免震構造』の場合です。
地震力を逃がすことで、揺れがとても小さくなっていることがわかります。
実際の建物では、免振ゴムなどで建物を浮かせて揺れを吸収しています。
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