横須賀市は移住しやすい？魅力や移住するメリットを紹介！

横須賀の移住を推奨する支援制度はご存じでしょうか。

人口減少が問題視されている横須賀は、定住してもらえるよう移住支援制度に力を入れているため、今注目の移住先となります。

本記事は、横須賀市の移住支援制度や横須賀市に移住するメリット・デメリットについて紹介します。各エリア別の住みやすさや魅力なども掲載しているので、横須賀市移住を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

横須賀市の移住支援制度について

横須賀市は人口減少が問題視されており、移住制度に力を入れています。移住を考えている方におすすめの場所なので、ぜひ各移住支援制度を活用してみてください。

以下では、横須賀市の移住支援制度の種類や内容を紹介します。

子育てファミリー等応援住宅バンク

横須賀市では、子育てファミリー用応援住宅バンクという制度があります。子育てファミリー用応援住宅バンクに掲載される物件を、子育て世帯の移住者が購入すると、購入費・解体費・リフォーム費への補助金として最大50万円もらうことができます。

また、登録されている物件を購入した場合、
住宅金融支援機構のフラット35の金利でローンを組むことが可能です。市が定めた基準を満たした物件しか掲載されていないため、移住した後も安心でしょう。

2世帯住宅リフォーム補助金

横須賀市は、市内に住む親世帯の子供家族の移住を推進する2世帯住宅リフォーム補助金の制度も取り扱っています。

親世帯と同居・近居するために必要なリフォーム費用・中古物件の購入費に対する、リフォーム費用の1/2・最大30万を補助金として支給を受けられます。

条件は以下になります。

• 市内に一戸建てを所有する親世帯か市外から該当住宅に転居予定のある子供家族
• 転居する子供家族は令和6年1月1日時点で、横須賀市外に住所を所有しており、中古戸建を購入し住民登録をしている
• 申請年度内でリフォーム施工・親世帯との同居・近居を済ませる
• 過去に同じ制度を受けていない
• 市税を納税していない
• 暴力団員ではないこと

横須賀の治安状況

神奈川県横須賀市はアメリカ軍基地があり、過去に起きたアメリカ軍基地にまつわる犯罪歴などから治安を心配される方もいらっしゃるでしょう。しかし、神奈川県の主要都市である横浜や川崎などと比較しても、目立って多いわけではないです。

性犯罪に関しては横浜市よりも発生件数が低いため、女性も過度に心配する必要はないでしょう。横須賀中央駅から汐入駅周辺以外は、静かな住宅街なので安心して暮らせる街で自然も多く、家族でも快適に暮らせる街となっています。

横須賀市に移住するメリット

続いて、横須賀市に移住するメリットを紹介します。横須賀市は繁華街や観光地もありますし、海や山の自然も豊かなので、移住にかなりおすすめです。

交通の便や支援制度もチェックしてみると、さらに横須賀市移住のメリットが見えてくるでしょう。

子育て支援に力を入れている

子育て支援に力を入れている横須賀市は、教育機関が豊富です。

• 保育園…35園
• 幼稚園…39園
• 小学校…47校
• 中学校…26校
• 高校…12校
• 短大、大学…5校

さらに、0～3歳を対象にした子育て広場も6箇所あり、非常に子育てしやすい環境が整っているのです。

また、一時預かり・病児、病児後預かりや、ショートステイ保育、休日保育も行っているため、働く親にとってありがたい制度も充実しています。

• 小児医療費助成
• 子育てファミリー等応援住宅バンク補助金
• 未熟児養育医療
• 妊活、妊娠、出産助成金

上記の助成金制度も受けられるため、横須賀市に移住した際は自治体が発行しているパンフレットや公式サイトで情報をうまく取り入れましょう。

横須賀中央駅周辺は何でも揃う

横須賀市の魅力は、地方ですが田舎過ぎないところでしょう。横須賀中央駅周辺は、横須賀モアーズシティや横須賀プライム、リドレ横須賀など買い物できる大型の商業施設がそろっています。

また、横須賀駅の隣にある三笠ビル商店街は、薬局やスーパー、飲食店もあるため、仕事終わりに買い物もできて便利です。横須賀中央駅の裏には昔ながらの居酒屋が並ぶ飲み屋街もあり、大人が楽しめる場となっています。

都内へのアクセスもできる便利な交通

京浜急行横須賀中央駅から品川駅までは乗り換えなしで行けて、都内へのアクセスもしやすいことが横須賀市の魅力でしょう。中には、自然豊かで落ち着く横須賀市に住みながら、都内の会社に出勤している方もいます。

横須賀中央駅から品川駅までは約1時間で着きます。また、苦痛になるほどの満員電車ではないため、比較的ゆったりと通勤できるでしょう。しかし、座席が空いていないと1時間立ちっぱなしはさすがにきついかもしれません。

そんな時に便利なのが、全席指定の京急ウイング号です。指定席ですから必ず座れますし、乗車料金+300円とお得なので、かなり便利な電車となります。車移動がメインの方は、第三京浜道路や東名高速道路に繋がる道路があるので、東京・埼玉へアクセスしやすいです。

海があり年中を通して暖かい気候

三浦半島に沿うように暖流が流れている横須賀市は、冬場は温かく、夏場は暑すぎない住みやすい気候も特徴です。冬場はそれなりに寒くなりますが、都内や他の地のように刺すような寒さがなく過ごしやすいでしょう。

また、温暖な土地ですが、夏場は極端に暑くなることもありません。海が魅力の横須賀市は、各エリアに海スポットがあり、海水浴から釣り・BBQが楽しめます。うみかぜ公園は、夜釣りの場としても人気です。

逗子市や横浜金沢区と比較すると割安な土地相場

自然豊かで栄えた場所もある横須賀は、買い物も便利ですし、住みやすい場所です。しかし、逗子市や横浜金沢区と比較すると、家賃相場が1万円ほど安いです。

また、土地相場も4割程度安く購入できるため、神奈川県で田舎過ぎない自然に豊かな場所に移住したい方には最適な地となります。

それこそ都内の家賃相場と比較しても圧倒的に安いため、都内で働く方が横須賀市に移住した場合、固定費用を抑えながら都内通勤できるのです。

漁業・農業ともに盛んなため新鮮な食材

横須賀市は漁業・農業のどちらも盛んです。スーパーに並ぶ魚もとても新鮮で、野菜直売場もあちこちにあります。横須賀の3大地魚であるイワシ・サバ・マアジの青魚は、産地だからこそ水揚げした当日に食べられます。

一方、横須賀の野菜は海のミネラルと温暖な土地ならではの気候で、良質な物が揃います。代表的な野菜は、キャベツや大根、かぼちゃで、特に春キャベツは甘みがたっぷりでそのまま食べてもおいしいです。食にこだわる方こそ、横須賀への移住は最適でしょう。

横須賀市に移住するデメリット

自然豊かで、住みやすい横須賀市は移住するメリットがたくさんある反面、デメリットも知っておく必要があります。デメリットも考慮したうえで、移住を検討しましょう。

交通が便利な駅近賃貸は高い

京浜急行横須賀中央駅からは乗り換えなしで約1時間で品川駅に着く横須賀市ですが、やはり駅近の物件は家賃が高いです。横浜市や逗子市と比較して家賃相場は安いですが、横須賀市内では駅近物件が高めとなっています。

電車移動がメインとなる横須賀では、駅から近くないと移動に不便です。駅から遠い物件は安いですが、利用者が少ないエリアのバスは本数も少ないため、車の購入を検討しなくてはいけなくなります。

週末は渋滞

横須賀市は異国の雰囲気が魅力のドブ板通り商店街や、美しい景観など魅力が多い街ですが、週末になると観光客で賑わいます。そのため、車移動がメインの方は、観光地周辺での週末の渋滞を覚悟しなくてはいけません。

横須賀市に住み続けていくと裏道を覚えたり、週末の渋滞にも慣れてくるかもしれませんが、移住したばかりの頃はストレスになるでしょう。また狭い道も多いので運転が不慣れな人には緊張する運転となると思われます。横浜や東京に車で向かう場合に利用する横浜横須賀道路は週末に渋滞になることが多く、特に夕方は都内に帰っていく観光客で慢性的な渋滞が発生する傾向があります。

バスの本数が少ないため、車の購入を検討しておくことが無難

横須賀市のメインの交通手段は電車ですが、駅から遠いエリアだと車の購入を検討したほうが良いです。バスも通っていますが、利用者が少ないエリアだとバスの本数も20～30分に1本しか来ないこともあり、乗り過ごしてしまうとかなりの時間ロスになります。また雨の日などはバスや自家用車での送迎車が多くなるので、道路も渋滞します。

一人暮らしで駅の近くに住む場合は、車がなくても不便はありませんが、子育て世帯で閑静な住宅街に住む方は車を持っておいた方が便利でしょう。

湿気や塩害が多い

横須賀市は自然豊かなで住みやすいです。しかし、海による塩害や湿気が多いため、自然によるデメリットもあります。バイクや自転車を家の外に出しておくと、すぐに錆びてしまうため、カバーと定期的な洗車が必須です。

また、横須賀はどのエリアも海に面しているため、台風や津波の際は水害が起きやすいです。

横須賀市エリア別の魅力

自然豊かだけど、田舎すぎない横須賀市は、エリアごとに違う魅力があります。各エリアのおすすめスポットなどもまとめているので、是非チェックしてみてください。

横須賀エリア

横須賀駅エリアは、治安が良く安心して暮らせます。東京駅や新橋駅、品川駅までは乗り換えなしで行けて都心へのアクセスも良好なうえに、超満員電車ではありません。

賑わうのは横須賀中央駅周辺エリアなので、静かな町がお好みの方は横須賀駅周辺エリアがおすすめです。大型の商業施設は近くにありませんが、横須賀駅徒歩1分の場所には、ヴェルニー公園があります。

ヴェルニー公園は横須賀のイメージにぴったりな美しい海の景観を楽しめますし、ゆったりとした時間が過ごせるでしょう。季節ごとに楽しいイベントも用意されています。

追浜周辺エリア

追浜駅周辺エリアの最大の魅力は、都心（品川）まで約41分、横浜駅までは約20分で着きます。また、羽田空港までは乗り換えなしで行けるため、海外旅行が趣味の方や飛行機をよく利用する方にもおすすめのエリアです。

そしてサンビーチ追浜にはスーパーや日用雑貨店、飲食店なども揃い便利です。近くの商店街には雰囲気の良い居酒屋なども並ぶため、駅周辺で完結します。

横須賀中央エリア

横須賀で一番栄えているのが、横須賀中央駅周辺エリアです。横須賀モアーズシティや横須賀プライム、リドレ横須賀の大型商業施設が並び、昔ながらの商店街や飲食街もあるため、駅周辺で完結できます。

海も近く、近辺では休日にフリーマーケットも開催しているので、一人で散歩するだけでも楽しく過ごせる街となっています。

汐入エリア

汐入駅エリア周辺は、日米の雰囲気が入り交ざるドブ板通り商店街があります。ドブ板通り商店街は、横須賀名物のネイビーバーガーやチェリーチーズケーキ、よこすか海軍カレーなどのグルメも楽しめますし、横須賀発祥のスカジャン専門店もおすすめです。

観光地としても人気の汐入駅エリアは、スーパーから飲食店、衣料品も揃うコースカベイサイドストアーズもあり買い物も便利です。JR横須賀線横須賀駅を利用すると都心へもアクセスしやすいので、異国の雰囲気が好みの方におすすめのエリアです。

佐島エリア

相模湾があり新鮮な海の幸が魅力の佐島駅周辺エリアは、電車移動よりも車移動がメインの方におすすめとなります。新鮮な海鮮がお店に並ぶ佐島駅エリアは、グルメな方にぴったりの場所です。

また、佐島マリーナや雰囲気のよいフレンチやイタリアンレストランも立ち並んでいるため、近所でお気に入りの場所を見つけてみましょう。

メリット・デメリットを考慮し横須賀移住を決めよう

本記事では、横須賀市への移住はしやすいのかや移住するメリット・デメリットについて紹介しました。人口減少が問題視されている横須賀市は、移住支援制度や子育て支援に力を入れており、移住しやすい場所となっています。

メリット・デメリットの両方を考慮して、異国の雰囲気や海・緑の豊かな自然を楽しむことができる横須賀市への移住を検討してみてください。