新築
つなぐ家
閑静な住宅地での建て替え計画。
お子様も巣立ち、ご夫婦がこれから終の棲家として、ゆっくりと時間を過ごすための住宅です。
「将来は子世帯に住み継いでもらいたい」という希望から、子育て世代でも対応できる可変性を持たせた計画としています。
帰宅~食事~くつろぎまでの流れ、調理~洗濯~掃除の一連の家事の流れなど、家の中でのつながりを意識した構成としています。
土地の形状からは南面を大きく取った東西に長い矩形での計画とするべきところ。土地の履歴を紐解いてみると東側が低地で水路が流れていたことが分かりました。構造的、環境的な見地から、「低地だった部分への建築を避けたほうがよい」と判断し、車のアプローチを考えた上で、南北に長い矩形の配置計画としました。
庭は手入れが最低限とすむように、普段の手間がかからない仕様となってはいますが、室内外からの庭木の見え方を意識しつつ、通りや近隣からのプライバシーもしっかりと確保した計画となっています。
生活をつなぎ、世代をつなぐ家を是非ご覧ください。
photo:Miho Urushido